水が綴(つづ)る佐渡島

日本海に浮かぶ佐渡は四方を海に囲まれ、豊かな自然環境の中、歴史、伝統文化、芸能等の多様な地域資源が現代に息づく美しい島です。その面積は東京23区の約1.4倍もあり、沖縄本島に次ぎ日本で2番目に大きい島です。

佐渡の沖には対馬暖流が流れているため、冬は本土の新潟より暖かく、雪もほとんど積もりません。また、夏は逆に本土よりも1~2度低く、涼しいのが特徴です。

島には南北に2つの山脈があり、山脈に挟まれた広大な国仲平野は穀倉地帯となっています。島の北側で1000m級の高い山々を有する地域の「大佐渡」ではアカマツやカシのような寒帯植物が見られ、南側の暖かい地域「小佐渡」ではビワやミカンなど温帯植物が見られ、日本の南方の植物と北方の植物両方が生育しているという自然豊かな島です。