アオネバ渓谷からドンデン山までのトレッキング・コースです。
佐渡の豊かな自然を身近に感じ、登山のマナーや環境保全、昆虫・鳥類・樹木・山野草等の動植物などについて学びます。佐渡の山には、クマ・イノシシ・サルが生息していないため、安心してトレッキングを楽しむことができます。
ドンデンとは頂の丸い山という意味の「鈍嶺(どんでん)」からきていると言われています。これはタダラ峰の俗称で、険しい山々が並ぶ大佐渡山地の中で、唯一優しく穏やかな山容を見せる山です。均質な芝草原に覆われたこの山は、シャクナゲやレンゲツツジをはじめ、シラネアオイ、カタクリ、ユキワリソウなど野の花の宝庫。一の段は緩やかな起伏で、連なる天然の芝生、渡る風、眼下に雲とまさに高原という風景が広がっています。また古来より牛の放牧も行われています。二の段は強い風によるブナの風衝樹形、白骨樹、異形の樹木、咲き競うシャクナゲ群落といった山の頂らしい様子です。また日本海に沈む美しい夕陽を一望することができます。