五感で学ぶ環境の島「佐渡」~体験しよう!「食・農・環境」学習プログラム~

「郷土・文化」の体験学習

文弥人形体験

文弥人形は、小木の説経人形使い大崎屋松之助と沢根の文弥語り伊藤常盤一によって創られた人形芝居で、今から約300年前に京都の岡本文弥が創始した文弥節を下地として、新穂の須田五郎左衛門が京都から持ち帰った説経語りの人形を改良したものが使われました。
芝居には、近松門左衛門の「国姓爺合戦」などの作品が取り入れられ、独特な哀愁を帯びた節まわしや時には勇ましく動きまわる人形などが佐渡の風土にあったことから、広く島民に親しまれて、最盛期には座の数も40数座を数えました。
しかし大正時代末期ころから後継者が減り、終戦頃には消滅の危機を迎えました。このような背景のなかで、昭和52年(1977)、この人形を島ぐるみで保存させようと佐渡人形芝居保存後援会が設立され、同年5月には国の重要無形民俗文化財に指定されました。
その後、佐渡人形芝居保存会長の北見角太郎や人形遣いの第一人者であった浜田守太郎らの熱意と指導によって、人形芝居に対する人々の関心が高まり、今では10数座を数えるまでになっています。
野浦地区には伝統芸能伝承館があり、地元の双葉座が定期的に公演を行っています。また、観光客にも文弥人形芝居を体験できる体験施設としても利用されています。


  • 文弥人形体験
    開催地
    野浦伝統芸能伝承館(両津地区)
    佐渡市野浦3
    TEL:0259-29-2412
     
    時期 4月~11月
    所要時間 1時間~
    人数 30人
    コメント
    10名以上:1人/小・中学生、500円、大人、1,000円
  • 文弥人形つかい
    開催地
    民宿 国見荘(国仲地区)
    佐渡市新穂正明寺734
    TEL:0259-22-2316
    FAX:0259-22-3693
     
    時期 通年
    所要時間 1時間~
    人数 20人
    コメント
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