五感で学ぶ環境の島「佐渡」~体験しよう!「食・農・環境」学習プログラム~

「郷土・文化」の体験学習

能楽体験

日本国内にある能舞台の1/3が集中する佐渡は、他に類をみないほど能が盛んな土地柄。5月から10月までの毎月、薪能が演じられています。なかでも6月は、「薪能月間」に位置づけられ、毎週どこかの能舞台で薪能が演じられ奉納されます。
かつて能は武士の間で愛好され、かつ庇護されてきた芸能ですが、佐渡の能は市井の人々が舞い、謡い、観るものに変化していきました。これが、佐渡能の最も大きな特徴です。佐渡で最も能が盛んになったのは明治の頃と伝えられています。当時島内にあった能舞台の数は、ムラの数と同じくおよそ200。ムラの人々は自分たちの趣味として、そして娯楽として能を愛してきました。また、ムラの拠り所である神社に、共有の財産として建てられた能舞台で行われる能は、娯楽であると同時に神事でもありました。
ムラごとに競って能舞台を作るうちに、能舞台も少しずつ個性を発揮し、サイズが違ったり組み立て式になっていたり、あるべきものがなかったり、ないはずのものが付いていたりということも起こりました。
しかし何より忘れてならないのは、佐渡の能はムラ人によって演じられ、今も変わらず愛され、守られているということです。
椎崎諏訪神社、もしくは竹田大繕神社では、伝統文化として佐渡に根づいている能を体験することができます。


  • 能・仕舞体験
    開催地
    佐渡観光協会(両津地区)
    佐渡市両津湊353(佐渡汽船両津港ターミナル内)
    TEL:0259-27-5000
    FAX:0259-23-5030
    http://www.ryotsu.sado.jp/op0710/
    時期 通年(11月4日まで)
    所要時間 1時間(10:00~11:00)
    人数 30人
    コメント
    5人以上、1人2,800円(小学生~18歳未満は1,500円)
    予約は7日前の18時まで

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