五感で学ぶ環境の島「佐渡」~体験しよう!「食・農・環境」学習プログラム~

佐渡の食文化を調べよう

おけさ柿

「おけさ柿」は「八珍柿」という渋柿を改良したもので、甘くジューシーな佐渡の代表的な特産物です。特徴として「種がないこと」と「とろけるような食感」で食べやすいことです。
おけさ柿の元となった八珍柿は、庄内で生産されていた平核無(ひらたねなし)という、種のない扁平な形をした渋の淡い種類の柿です。
明治20年頃、鶴岡町の農家が苗木の行商人から入手し、珍重して栽培していたものでした。明治43年の農産物品評会でもこの柿が絶賛され、その時に平核無(ひらたねなし)と名づけられた、とのことです。
昭和11年、八珍柿の初出荷当時は、焼酎でさわし、六貫目(22.5kg)の箱に積め、650箱を10t貨車2両に載せて札幌の市場へ出荷したところ、評価は大変好評だったと伝えられています。昭和27年から「おけさ柿」の名称を登録。佐渡を代表する果物ブランドとして現在に至っています。

>>佐渡の食の文化を調べようにもどる