五感で学ぶ環境の島「佐渡」~体験しよう!「食・農・環境」学習プログラム~

佐渡の自然共生を調べよう

佐渡市立行谷小学校の取り組み ~多様なトキ学習~

全国でただひとつ、トキを飼育していたことのある行谷小学校は「トキの学校」とも呼ばれており、学校のある新穂地区は、かつて野生のトキがたくさん住んでいた場所です。
行谷小学校では「新穂の空に再びトキを」を合い言葉に、子どもたちは再びトキが住めるような環境を取り戻すために、さまざまな取り組みを続けています。
トキが生きていくためにはどのような環境が必要か、また、どうすればそのような環境を整えることが出来るかを調べたり考えたりすることで、自分たちが出来ることを見つけて取り組んでいます。

●トキのエサ場づくりと生き物調査活動
トキのエサとなる生き物が住む水辺を作るために、平成14年に地域の休耕田を借りてビオトープを作りました。そして定期的に生き物をみんなで調べ、どうしたらトキのエサが豊富になるか調査しています。

●生き物と農業の関係について調べる
トキのエサとなる生き物の分布や、農業の現状とこれからの課題(農薬を減らす、不耕起栽培など)について調べ、不耕起栽培による稲作を実際に行なっています。子どもたち自身が農業や環境について考えながら学習に取り組んでいるのです。

●子どもトキ解説員活動
夏休みのボランティアでは、トキの森公園・トキ資料館に来る観光客や修学旅行生に対し、子どもたちがトキ解説員となって説明をする活動を行っています。(3~6年生、のべ127名)

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