五感で学ぶ環境の島「佐渡」~体験しよう!「食・農・環境」学習プログラム~

佐渡の自然共生を調べよう

トキのエサ場を作る、水辺再生の試み

トキが舞う島を実現するためは、たくさんのエサ場が必要であり、トキのおもなエサ場は田んぼなどの水辺です。
昔は、棚田や小さな溜池がたくさんあったので、トキのエサの、ドジョウやタニシ、カエル、サワガニ、バッタがたくさんいました。
しかし、今の佐渡の自然環境ではトキが十分に食べるだけのエサ場がありません。そのため人間がトキのエサ場をつくってエサを増やす必要があります。
山の中で長い間、使われずに荒れてしまった放棄水田を、ビオトープとしてよみがえらせるためには、田んぼに生えてしまった木を整理したり、茂った草を引き抜いたりする作業が必要です。
また、山地の流れの細い渓流や用排水路、河川の川岸部分などは、田んぼ以外のエサ場として重要で、竹で編んだものを河川に設置して、エサ場となる淀みを作るなどの取り組みをしています。

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